震災後、高台移転を決めた根浜(ねばま)地区。移転を実現するまでの意思決定プロセスや、工夫に満ちた地域づくりについて学ぶことができます。
所要時間:1時間ほど。
主な流れ:-
必要なもの:特になし
定員:5人以上|最大20人まで
会場:根浜オートキャンプ場 レストハウス
オンラインでの実施:不可
対応言語:日本語
特記事項:
・録音・撮影は不可
・予約は2週間前まで承ります。
被災した各地域では、他地域への避難によってばらばらになってしまったコミュニティの再生、そこでの合意形成、国や自治体との復興方針のすり合わせなどに苦しみ、復興が遅れてしまった事例が、数多く見受けられました。
「しかしその中でも、釜石市北部の沿岸部にある根浜地区は、津波で甚大な被害を受けたにも関わらず、町内会事務局を中心として、迅速に地域コミュニティを再生し、いち早く復興方針を決定し、高台移転を実現しました。その過程は、集落の復興のお手本として、数多くのメディアにも取り上げられています。
本プログラムは、地域の復興において中心的な役割を果たした人物の、当時の行動を紐解きながら、リーダーシップの本質をじっくりと考えていただける内容になっています。
まずは、ケースワークを通じて、地域のリーダーとしてどのように行動するかを皆様に思考していただきます。次にその答え合わせとして、当時どのように行動し、迅速な高台移転を実現したか、本人からお話させていただきます。併せて、移転後の集落を視察しながら、「自然災害に強いまちづくり」のあり方もご紹介できればと思っています。
・災害があったときに逃げやすいよう、道路が多く作られている。
・救急車が停まれるよう、すべての家が道路に面している。
・「海が見えるほうが安全」という考えのもと、各家から海の様子が見えるように
海側には平屋、山側には2階建ての家が建っている。
※詳細について、プログラムでご紹介しております。
根浜親交会 事務局長 佐々木 雄治氏
釜石生まれ釜石育ち。復興においては、津波で全壊してしまった根浜地区の高台移転を、町内会の中心人物として牽引。以降は、根浜MINDの中心人物として外部の交流人材をの受け入れを率先して行うなど、根浜が住みやすいまちになるように尽力している。